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私家版・蕎麦屋の法則 その壱

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先日の台風、凄かったようですね……
特に関東地方ですか?……大きな被害があっちゃこっちゃであったようで、ニュースを賑わしております。皆様方におかれましては、被害なんぞなく、ご無事でお過ごしでしょうか?アタクシも、何かが出来る、ってワケじゃござんせんが、被害に遭われた方には、謹んでお見舞い申し上げます……
さて、台風が過ぎ去るってぇと、これはまさに「野分けのまたの日」でありまして、最初は生ぬる~い風が吹くもんですな。台風の余韻なんでしょうね。南風であります。
 
ところが、1日、2日と過ぎていくてぇと、吹く風も何やら少しずつ冷たくなってきて、ああ、なんだかんだ言っても、今年も秋が来たねぇ……などという気持ちになります。家の外で鳴いてる虫っコロたちも、こころなしか、「るりりりりり……」などと、さながら、草野心平の詩のような感じになっていきます。季節ってのは、なんにしろ、移っていくもんなんですなぁ……

秋になったな~、と思うと、思い出すのが「新蕎麦」ですね

ぼちぼち新蕎麦の季節ですかねぇ……と思ったら、失礼!「新蕎麦」てぇのは、俳句でも「晩秋の季語」ってぐらいですから、まだまだ先の話でありました。まだ9月の上旬ですからね。新蕎麦が出回るのは、まだまだ、まだまだ後の話でしたね
 
ま、とりあえず、今回のお話は「蕎麦」について、です
蕎麦って、駅蕎麦に代表されるように、江戸時代から続く?日本の伝統的「ファスト・フード」の筆頭ではありますが、同時に、何かと言えば、「通」だの「粋」だのといった単語とセットでないと喋っちゃいけないような、そんな、何やら面倒臭い、「語り」の必要性が当然視される、ある意味、「スノビズム・フード」の代表選手でもある、などとアタクシは思っとります。みなさんは如何でしょう?どう思います?
 
そもそも、最近の蕎麦屋ってぇのは、何とも面倒臭いですね。特に、新しめの店ほどこまごまと煩わしいですな
 
「○×産の蕎麦粉の一番だけを使ってる」だの「かえしがどうした」、「だしがどうした」のだの……やたらとうるさい!

「当店は××を使っております」「×○は▽▲産の××で……」 
材料にこだわってます、製法にこだわってます、器にも、店の雰囲気にもこだわってます。だから、食べ方にもこだわって食べてください……。

やかましいわいっ!
どうしちゃたんですかね?最近のニッポン。蕎麦を出してる人が「職人」なら、仕事の細部に至るまでこだわるの、当たり前だろが!こだわるから「職人」なんだろ?
 
かと思えば、客の方も客の方で、蕎麦が出てくるまでの間に、板わさとか焼き味噌で一杯……って
 
別段、そんなもん、格好良くもなんともねぇよっ!オツでも粋でもなんでもねぇよ。酒なんてぇのは、飲みたい時に飲めばいいんだ。昔みたいにその場で、客の注文受けてから蕎麦でも打ってるってぇのなら、そりゃ、蕎麦が出来上がるまでにそこそこの時間もあるから、ちょいと一杯、酒でも引っかけて待とうか、ってのもあるだろうけど、今日日、そんな店は、そもそもにないだろが?大体の店はパーシャルな冷蔵庫だって持ってる、ってきたモンだ

それに、だいたいの昼酒は「うまい!」んだよ。そう相場が決まってる
どんなに良い粉使ったって、打ち方や茹で方、締め方がダメだったら、どろ~~んとした、温くて、締まりのない蕎麦になっちまう。エラそうに、粉がどうしただの、鰹節がどうしたのだの、やれ「つゆを付けすぎるな」だのと、店の中に、これでもか、ってぐらいに紙貼ったり、リーフ作ったり、能書きたれる前に、当たり前の作業を、当たり前にやって、まずは「うまいっ!」ってヤツのスタートラインに立つようにせにゃ、本末転倒もいいとこだぜ……都内の某所の某店に入って、そう思った次第ですな
 
1枚目の写真……来た瞬間から、どうみても美味しそうじゃなかったんだけど、やっぱり美味しくなかった蕎麦。3枚目……蕎麦屋飲みのアテ5種盛り……だけど、まあ、これも、何だかな~って感じ?4枚目……なんでも、ウリらしいんですが、蕎麦の薬味が5種類=すだちソルト、長ネギ、ミョウガ、本ワサビ、たたき梅=
 
蕎麦居酒屋という発想はいいんだけどね~。やっぱ、肝心の蕎麦が「どうだ、ザマーミロ」ってぐらい美味しくないと……ねぇ……。まあ、好みなので、たまたまアタクシの口にはあわなかった、というだけだとは思うのですがねぇ……

私家版・蕎麦屋の法則
その壱 テーブルが白木の一枚板でジャズがかかっている蕎麦屋は、だいたい不味い
 
(この項、適当に続く……書いてあるのは、あくまでも「個人的感想」ですよ~~)

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