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率先炊飯/ミネソタ料理と枝豆と

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昨日、当店に初登場したアメリカ人で沖縄に住んでいる親友のRobが遊びに来てますなう
職業は、日本で言うなら大学教授です。Ph.D.持ちです。
彼は、韓国に5年だか暮らしていたし、フィリピンだのタイだのベトナムだの台湾だのにもよく出かけているので、こと「食べる」に関しては、魚をメインやサブに使った、いわゆるアジア的な食べ物が出されたとしても、あまり抵抗なく食べます。もちろん、「納豆でもくさやでも、何でも食べる!」というわけではないですが、日本で日常的に出される食事なら、大体のモノは普通に食べます。食べ方は……例えばトンカツをいきなり、「みそ汁茶漬け」にして食べ始めるとか、いろいろ変わってはいますけどね(笑)
まあ、ナンにしろ、出されたモノは一応、普通に食べます
 
これは、実は、ホストにとっては、大変ありがたいことです
 
と、いうのも、Robの同僚で、これまたアタクシと友達のRitaという女性が居ますが、こちらはアジアを拠点に生活しているにもかかわらず、アジア的な食べ物は大嫌い。何かと言うと……
 
「Fishy!(←魚臭い、生臭い、いかがわしい……など意味あり)」
 
……と叫んでは、下唇に舌をのせて下唇と舌の間から息を吐いて「ぶ~~~~~~っ」と音を出す……、日本人に結構難しいアレをやって、嫌悪感を全力で示します。

まあ、悪い人じゃないんですけどね~。そういうわけで、やたらとうるさいんで、正直、相手するのもかなり面倒っちゃ面倒ですし、いざ来るとなると、一緒に食事をしないワケにはいかないで、「あ~~、あのRitaとメシ食うのか~~」と思うと……。
 
一応、食事処のチョイスからRitaの反応までを脳内シミュレーションしてみますが、これがもう、そのプロセスを想像するだけで既にげんなりしてしまい、仮に、ホントに来られた日には、素直に歓迎できなくなっとります……マジで、いちいち面倒なヤツです
 
一応、彼女もPh.D.持ってるんですよ。それも2つも! そういうワケでみんな~、人生は学歴じゃあないぞ~~

まぁ、Ritaについての話はまたの機会にするとして……
 
で、今回来てるのはRobです
Robは元々が "homebody"(←家に居るのが好きな人。あまり出歩かない人の意)なので、わざわざ沖縄から庄内に来ても、放っておけば、ロクに出かけもせず、家でPCして、大好きなサッポロビール飲んで、昼寝して、いつの間にかウチでしまっておいたお菓子引き出してきて食って……なんだが、実に快適そうにしてます。浴衣を出しておいたら、やたら気に入ったようで、帯もせず浴衣着てます。「食の都 庄内」に来たにもかかわらず、街に食事に出たりも一切しません。なぜか我が家で、アタクシの手料理を食ってよろこんでます
ユーは一体、何しに来たんだ??って感じですが……
 
元々アタクシも仕事の日程的にはバタバタしている時期だったので、彼の希望するところの「放置プレー上等!」は大変ありがたいです
ましてや、そもそも彼は、いつも、そうは言っても、なんだかんだと「ドタキャン」しちゃうタイプなので、今回も、本当に遊びに来るかどうか……正直、まったく期待してなかったです、はい。だから受け入れ準備も、出しっぱなしの来客用布団の上にシーツと浴衣とバスタオル2枚、タオル2枚、箱ティッシュ一つを置いただけでした。

彼とアタクシは、元々が、ビール片手にいろんなことを喋って、意見をぶつけ合ったりするのが好きで、それがお互い楽しくて友達になった関係なので、彼にしてみれば、四方山話が出来れば、別段、外出が一切なくても、ちぃとも問題にはなりません、ってスタンスです……あれ?そういえば、似たような関係の日本人の友人が1人ばかし居たなぁ……彼も対外的にはDr.で呼ばれる人だったな~。一応、医者だし……

実際、Robは来る直前にも "You don't need to entertain me. I'm looking forward to continuing our conversations." とメールしてきたほどです
アメリカ人なんで、日本人的な社交辞令はナシなので、こちらも純粋に「あ、何も構わなくていいのね……」と納得してました

で、そういうわけで、来てからも特段、なにもしてなかったです
しかしながら、本当に何もしない、っても気になるんで、「枝豆食うかな~?」と思って、枝豆だけは用意しておきました

不思議なもので、なぜか「枝豆」が気に入ったようです。当初は、「見たことはあるが、食べたことはない」と言ってましたが、連日、PCと昼寝の合間に、ボウル1つ分=約1㌔=は食べてます。こうなると「遊びに来た」というよりは、ほとんど「居候」ですね
まったく、一体、なにしに来てんだか?ほいでもって本人は、 ”Benjamin Franklin said visitors and fish stink after three days!" なんて笑ってます
 
前置きがえらく長くなりましたが……
そんなRobですが、そのThird day になったら、今夜はオレがメシを作るから、グロッサリーストアに連れてってくれ……などと言い出したんですわ
で、なんやかんやで作ったのがこちら
ミネソタ料理だそうです。鶏胸肉のオーブン焼き・グレイビーソース……とか何とか言ってましたね
鶏胸肉にコーンフレークを砕いた衣をつけてオーブンで焼いて、出た焼き汁でソースを作りベーコンとマッシュポテトとあわせ、ニンジンとインゲンの焼き野菜が添えられています。ミネソタでは、ごくごく普通の料理なんだそうですよ
 
あ、コーンフレークを砕いて衣に使ったのは「オリジナルアイデア」だそうで。実はパン粉を買い忘れたのが最大の理由ですがね。まあ、ウチではパン粉はあまり……というか、ほとんど使わないので、下手に買ってきて、残されるよりはよかったですが
 
これが、実に美味しかったですわ
 
本人は10歳ぐらいから母親の手ほどきで料理を覚えたそうですが、なかなかに大したもんです。いまはシングルファーザーなので、6歳になる息子にも毎日ごはんを作っているようです。本人曰く……
 
「(手順が悪く、1皿1皿に時間がかるので)I am a French Cooker!」
 
と息子には言ってるそうですよ。さすがアメリカ人!何事も「湿っぽく」はならないようですねぇ
 
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