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マンガ「鬼滅の刃」が完結

週刊少年ジャンプに連載されていた
「鬼滅の刃(きめつのやいば)」(作・吾峠呼世晴)が
遂に完結しました!!!
なので……
も~~っ、ン十年ぶりにジャンプ買っちまったぜ

This blog has written in Japanese almost all topics. 
I think this blog is also fun for non-Japanese speaker, especially if you like Japanese Manga.
So please translate this articles by using "Translate" that puts on the left side of this blog page and enjoy. 
Thank you for your coming. 

Spoiler Alert!

多くの人にとって、想定外の最終回だったのではないでしょうか?
前回(204話)で、鬼舞辻無惨に取り込まれた炭治郎が
禰豆子らの呼びかけなどを経て無惨に打ち勝ち
現世に人間として戻ってきて、鬼退治の話は一段落してました

最終話である205話では、炭治郎や禰豆子、善逸、伊之助、カナヲら
生き残った者たちの子孫の話となってます

「現代・東京」

我妻善照(17)というのが、善逸のひ孫のようで
髪形から性格まで善逸似です
その姉が燈子(18)で、容姿は禰豆子ですので
善逸は晴れて禰豆子と一緒になれたのでしょう

また、登場でいうと前後しますが
竈門炭彦(15)なる炭治郎似の男子と
カナタ(16)なるカナヲ似の男子が兄弟のようで
炭治郎とカナヲも一緒になったのかな?
ってな話です
その他にも、宇随天満(20)なる体操選手が出てきたり
嘴平青葉なる植物学者が出てきたり
不死川兄弟似の警察官が出てきたり
煉獄杏寿郎似の桃寿郎が出てきたりします

このほかにも、しのぶやカナエに似た女子高生や
悲鳴嶼行冥に似た幼稚園の先生やら
甘露寺蜜璃と伊黒小芭内に似た
「蛇の置物があるメガ盛りの定食屋」さんやらと

生者は生者なりに子孫に恵まれたようでもあり
死者は死者なりに
「転生して幸せに生きているんだ」(善照の台詞)と
主だったキャラは現代に至るまで
何らかの命を生きていることになってます

そして最後の一コマは
現代の竈門家に飾られている
炭治郎の耳飾りと
炭治郎ら、無惨との闘いで生き残った面々の
集合写真になってます
これを見ると、逆に、誰が最終的に死んだかわかりますね

そんなわけで、物語は「ハッピーエンド」です
まあ、鬼との闘い、という意味では前回の204話で終わってるのですがね
しかも、全くのフィクションではなく
あくまでも善逸が残した「善逸伝」なる
「ひいおじいちゃんの噓小説」(燈子の台詞)において
「実際にあった話」のように記されています
(もちろん、マンガ=作品=の中の世界においての
フィクションやら実話やら、という話ですよ)

まあ、善逸が書いたのだとしたら
何でもかんでも角度が付きすぎで
普通の話でも相当オーバーになるだろうから
燈子が言うまでもなく
「噓小説」と言われても仕方ないでしょうがね
さて、この終わり方、何となく既視感があるのですが……
つまり、最終話が本編の「(う~んと先の)未来」なり
あるいはう~んと前の「過去」だったりしてる……
何となく、過去に、どっかの作品で見たことあるようなスタイルです
今すぐにはちょっと思い出せないのですが……

最終話が、うんと前の「過去」に戻るというのは
浦沢直樹の「パイナップルARMY」がそうでしたね
最終話が、第1話のエピソードに繫がるという
まあ、1話ないし数話完結型の作品の場合ではこれはアリでしょうね

鬼滅の場合は、話が繫がりながら前進むパターンでしたので
行き着く先が「未来」だったのでしょう

この205話が発売されるまでネットなどでは

鬼滅は完結するのか?

みたいな話がいろいろと登場してましたね
現代のヒットマンガは、マンガの単行本だけでなく
アニメ化やゲーム化、小説化、フィギュア……
出版元だけでなく、玩具メーカーからゲームソフトメーカーやら
ありとあらゆる業種からの
さまざまな「大人の事情」が絡まり

終わるに終われない!!

なんてケースも多々あります
「何回死ぬんだ、このメインキャラ」といった蘇りや
本来、「そこで終わったハズ」なのに、無理やり話が続くもんだから
後付けで設定や考証が追加され、世界観がワケわかんなくなったり
普通の人間に近いはずだった主人公が
ステージ(舞台)の変化と共に「スーパー」だの「超」だのと
ワケのわからん存在に昇華しちまったり……

「北○の○」とか「ド○ゴ○○ール」とか
海外で言うなら「ST○R W○RS」「○OY ST○○Y」
と、たまたまデ○ズ○ー作品ばかりですが……
そんな感じでしょうね

ここいらの「大人の事情」は
アニメ版の「銀魂」に時々登場しては詳しく解説されています
是非、機会があれば見て欲しいです

そんな意味では、この「鬼滅の刃」は
これだけ大ヒットした作品で
しかも尻上がりで、今が人気の最絶頂期!
そんな状況にもかかわらず

実に潔く

物語の幕を閉じることが出来たと思います

だらだらと似たような主人公を据えて
手を変え品を変え
ヒットしたコンセプトにひたすらしがみつく……
ちまたでは
「ジョジョ方式」などとも言われてますが
「ジョジョの奇妙な冒険」のような形に
今のところはならなさそうなので
安堵しております

「ジョジョの奇妙な冒険」(荒木飛呂彦)は
最初の「吸血鬼の石化面・DIO vs. JOJO」という第1部から
仗助vs.吉良吉影の第4部まで実にエキサイティングでした
とりわけ、承太郎vs.DIOの第3部連載時代は
ジャンプの発売日の朝っぱらからコンビニに行って
話の続きをチェックするという
当時は確か20代後半で、社会人歴5年以上ありましたが
ええ歳こいたオッサンの様とも思えぬ
のめりっぷりでしたわ

というようなこともなかったので
とにかく、発売日にコンビニやらスーパーやら書店で
現物を手にし損ねると
喫茶店やらラーメン屋やらに行って
脂でべとべとになった、所々破れたジャンプで続きを確認する
そんな時代でしたね~

話は戻しますが……
かつてJOJOにハマったように、今回の鬼滅にもハマりましたが
それだけに
JOJOのような先行きにはなって欲しくない、と思ってました
「ジョジョの奇妙な冒険」も第5部になると
DIOの息子によるイタリア編
第6部は、承太郎の娘・徐倫が主人公のアメリカ編と
ただでさえ「無理筋感のある話の連続技」となり
連載場所も、少年ジャンプからウルトラジャンプへと引っ越しし
さらには設定までリセットして現在まで続いてますが……

これは
天才・荒木飛呂彦を以てしても
自分が作り出した大ヒットコンセプト

「スタンド」

を超越する(凌駕する)作品は作れないものなのだな……

と、ジョジョ以前の
「魔少年ビーテイー」や「バオー来訪者」から
チェックしていたファンとしては
非常に残念に思うのです

まあ、wikiによりますと、本人もどこかのインタビューで
「何を描いてもジョジョになってしまう」
とか
「もう、ジョジョしか描かないし、ジョジョしか描けない」
とか言ってまして

自らの特定の作品が大ヒットする、ということは
あらゆる表現者にとっては「麻薬」のような効能なのでしょうね

周囲からは「前作を上回る傑作を」と期待されるものの
それは「天才たち」にとっても、なかなかに簡単なことではなく
(まあ、だからこそオリジナルの凄さがあるわけですが……)
どうやっても、次回作も含め
その自らが作り出した世界から「外」に出ることはなかなか出来ない

マンガの世界に限らず、よくある話ですね

アタクシの大好きなフランスの作家、アレクサンドル・デュマ……
「モンテ・クリスト伯」とか
三銃士の「ダルタニアン物語」の作者ですが
彼は当時の時代どころか、現代までにも名をとどろかせる作家ですが
晩年になっても
「モンテ・クリスト伯」の大成功の記憶からは
遂に抜け出すことが出来なかったのだとか
現代ならば、小説が当たれば
映画化だ、アニメだ、ゲームだ、フィギュアだ、お菓子のパッケージだと
次々に「カネの成る木」が寄って来て
その余韻も長く引っ張ることもできるでしょうが
デュマの時代は1800年代ですから
せいぜい、スピンオフといっても舞台化ぐらい
まあ、デュマはこの2作だけでなく、幾つも作品は残してますがね

おっと、話を「作家の成功体験」に戻すとしましょう

例えば現代の日本のマンガ界では
かわぐちかいじはタイムスリップ・架空戦記ものが好き
定期的にこのテーマに戻ってきます
車田正美はどの作品でも「キャラの区別がつかない」
キャラを見分けるのは服装だけです
それでも作品はいくつもアニメ化され
一つのビジネスモデルにもなってます
いずれも初期の「成功体験」を超える作品は
なかなかに生み出されない好例ではないでしょうか?
(ホントか?……笑)

成功体験が「麻薬」であるのは、別にマンガの世界に限りません
次々と新しいモノを生み出していかなければならない

表現者
(あらゆるジャンルのクリエーターたち)

にとっては、避けられないものなのでしょう
まさに、創造は「常に苦しみを伴う」作業であり
一度「成功」や「称賛」を味わってしまうと
多少の苦しみさえも、次の快楽を得るための必要過程となる
かつての作家たち(←男性の場合ですが……)は
酒や女、ギャンブルなど様々なものにのめり込んでは
作品を作り出すヒントの「口実」としてました
女優・檀ふみのお父さんである小説家・檀一雄を描いた
沢木耕太郎の小説「壇」には
そんな話がてんこ盛りです
(まあ、それ=のめり込むこと=が良いか悪いかは別問題ですが)

そして残念ながら人の想像力には限りがあり
アイデアをインスパイアされたつもりが

結果、剽窃となってしまった

そんな「盗作騒動」も、古来、よくある話です
現在はインターネット社会となり
世界中の事が、居ながらにしてわかってしまう時代なので
ちょっとでも似てれば、それはたちどころに指摘されます
そんな意味では
「七人の侍」が「荒野の七人」に化け
「用心棒」が「荒野の用心棒」になり
「ジャングル大帝」が「ライオンキング」になれた時代は
まだまだ、表現者たちにとって、幸せな時代だったのでしょうね

そんな意味では、自分の凝り固まった世界観(スタンド)を
ひらすらスクラップ&ビルドし続ける
荒木飛呂彦は、別の意味で潔いのかもしれません
なにしろ、こちらの荒木も、間違いなく「天才」ですから

また、これは別の視点にもなりますが
「Dr.スランプ」と「ドラゴンボール」と
二つのウルトラヒット作を生み出した鳥山明は
荒木飛呂彦同様に「天才」である
そう思えますなぁ
さて、話を「鬼滅の刃」に戻しますが……

この作品の魅力の一つでもあり、人気の理由の一つにもなっているのは
物語が持つ独特な世界観にあると思います

それは、「大正時代」という
ナンとも半端な時代に物語を設定したことにあるでしょう
それが今回、最終話で、「現代・東京」につながったことで
奇想天外、荒唐無稽な「鬼と鬼狩り」の話はある意味

綺麗に着地出来た

そう思えます。前回(204話)で
闘いそのものは終わっているわけですから
どうしても、今回(205話)の最終話は
「闘い」の後日談になるわけです

普通なら、今回の最終コマにあったように
生き残った面々が一同に会し
それぞれの明日に向かって歩き出す……
というのがマンガやアニメの定番といえば定番ですが

いきなり現代かよっ!

繰り返しになりますが、「既視感」はありますが
見事にやられたな~~と思いましたね
こう落としたかーーーー!
ある意味、爽快ですね

そして今回(205話)の最終ページで
「吾峠先生の次回作にご期待ください」とあるので
たぶん「鬼滅の刃」が

ジョジョ化することはない!

と信じますが……ね

完結、お疲れ様でした。長い間、ありがとうございました
と作者にはこの場を借りて伝えたいですね
まあ、多少のスピンオフとかはいいんですけど
どうか、手を変え品を変え

今回の成功体験に半永久的に浸り続ける

そのようなことがないようにお願いしたいですね

話(物語)は、「終わる」から良いんですよ
「終わる(完結する)」から、感動する
ダラダラと続くのは、読者に対しても失礼だと
アタクシは勝手ながら思います

過去には「宇○戦○ヤ○ト」という
実に醜悪なネバー・エンディングス・トーリーもありました
(当初の設定では)死んだはずの人が
(人気がでたものだから、設定を変更して)実は生きていた……
現実社会ならば、まずまずめでたい話かもしれませんが
物語の世界では、「それはあまりにご都合主義だぜ、べいべー」

もちろん、現実社会でも
「法的根拠もないのに閣議決定で定年を延長し
帳尻を合わせるために無理やり法改正をする」
という、ナンとも醜悪なものがあるので

事実は東スポよりも奇なり

とはなってしまうのですがね……
だって、そもそも論ではありますが
法ってのは遡及しない、という
「法令不遡及の原則」ってのが大原則ですから
後から出来た法律で、前のことを裁いたり評価したりは出来ない
これが法治国家の常識です

例えば、電気が普及し始めたころに
他人の家の電線に自分の家の電線を接続し
他人の家の電気を引き込み、勝手に使っていたとしても
それは違法ではありませんでした

つーのは、そのころは「電気」が
個人の財産と法的に記されていなかったからですね
もちろん、今やれば立派な犯罪(窃盗)です
やれば捕まります

まあ、そういうわけで
前にやったデタラメな「閣議決定」を
後から作った法律で正当化する
こんなことをしては
法治国家としてはだただた自殺行為でしょう……
おっと、また脱線しましたが……
とにかく
話(ストーリー)は、終わってこそ、感動するんです

いや、別に「ONE PIECE」のように
終着点がう~~~~んと先にあって(←たぶん)
そこへと長い航海を続けているのなら(←実際、物語的にはそうですし)
まあ、一向に構わないのですけど
倒さなければならない「ボスキャラ」を倒したら
当初の予定になかった「新たなボスキャラ」が登場するという
ゴールが逃げていくマラソンのような
大人気作品ではありますが「北○の○」のような
そんな「ご都合作品」には決してなってもらいたくない!

「鬼滅の刃」は
間もなく還暦になろうというおっさんをも夢中にさせた
素晴らしい作品でありますので
どうかこのまま、感動を続かせて欲しい
そないに思っております、はい

そうそう、忘れてました
最後の鬼・兪史郎は
現代に至るまで「謎の画家」として生きてるようです
ごめんね、ネタバレで(笑)
でも、最初の方に書いたでしょ

Spoiler Alert!

あ、最後に念のためですが……
ここに書いたのは全て「個人的感想・見解」ですからね(笑)
いや~~、マンガって本当に楽しいですね~~
それではみなさん、次回にお目にかかるまで
サイナラ
サイナラ
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