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映画「劔岳 点の記」

劔岳 点の記 ☆☆/☆☆☆☆☆

新田次郎原作小説の映画化ですね。明治時代末期、日本国中を測量していた「陸軍参謀本部陸地測量部」=現在の国土地理院=が、いまだに測量されず、「人跡未踏の地」となっていた北アルプスの立山連山・剱岳に測量のための三角点を建てる、という任務に挑む……ってな話です

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Spoiler Alert!

物語は、1906年(明治39年)に、陸軍参謀本部陸地測量部の測量官・柴崎芳太郎(浅野忠信)に、「未踏峰」の剱岳を測量しろ、と命令が下るところから始まります。測量部はこれまで日本全国を測量してきましたが、剱岳は山が険しすぎて、いまだに測量が出来ていなかった、というわけです

何度かトライはしているようですが、ことごとく失敗。その間に、日本山岳会のメンバーが「剱岳初登頂をめざす」という報も伝わり、軍部としては、メンツにかけても「絶対、先に成功させろ!」となります

柴崎は、熟練の山の案内人・宇治長次郎(香川照之)との下見を経て、遂に山頂をめざします。途中で若い測量士・生田信(松田龍平)との交流やら、日本山岳会の小島烏水(仲村トオル)との競争やら、いろいろあって、遂には剱岳山頂に立つことが出来た出来たのですが……

人跡未踏で初登頂だと思っていた剱岳には、実は、1000年以上前に行者さま(修験者)が登山した痕跡がしかりと残されてあり……

如何にも新田次郎原作の作品らしく、登場人物たちは、いずれも寡黙で口べた。とかくストイックで、自らを追い込みながらも、その果たすべき任務のためには、黙々と段取りをし、次々と降りかかる困難に毅然と立ち向かいながら、怯むことなく行動する……そんな連中ばかりです

これはさながら多くの「日本人」たちが、「公(おおやけ)」のためには、禁欲的なまでに自らを律し、自分にまつわる多くのことを公益のために犠牲にし続けていく……そんな「生き様」が当たり前の「美徳」とされていたころのお話ですね~。現代から考えると夢のようでもあり、虚構そのもの、と言っていいかもしれません

なので、物語全体としてのドラマ性はあまりありません。盛り上がりに欠く、とでも申しましょうか。アタクシの印象では、何とな~く、淡々と話が進んでいった感がありましたね

また、山岳映画で、長い時間をかけて全てをリアルに撮影したわりには、画面はあまり感動的ではありません。たぶん、海外作品の山岳映画なら、もっと自然が泣きたくなるぐらいに美しく、そして過酷なまでに厳しく、スペクタクルな感じがするんですが……例えば、それは、仮にワンシーンであっても、もっと印象に残るような……。ところが、この作品、さほどに山の素晴らしさが映像として感じられませんでしたねぇ……

もちろん、ドラマに乏しい感も、山の映像がイマイチだったのも、あくまでも、アタクシ個人の印象なので、他人がどう判断するかはアレなんですけどね

まあ、そういうわけで、ちょっと期待外れだったかなー。そんな感じです。途中、新井浩文が、測量部と日本山岳会の「初登頂競争」を記事にしようとする富山日報の記者・牛山明で登場します。新井浩文は、こういう、チョコっとねちっこい役が上手ですね~。なのでまあ、彼の不在が日本映画界にとっては、それはそれは大きな痛手だよな~~とも思った次第

しかしながら、新井浩文は、逮捕容疑が大麻とか覚醒剤などの薬物じゃなくて、強制性交容疑だからなぁ……。もちろん、大麻や覚醒剤ならOKという話ではないけれど……当面の俳優復帰は、相当難しいだろうなぁ……

裁判では、被害者に謝罪して、そもそもがOKだと思ってたと話し、……おそらく、これまでも、似たような「出張マッサージ」という名のセックスサービスを散々利用してきたんだろうね。そこでは性行為に及んでもOKだったのでしょう……被害者と性行為に及んだことも認めて、懲役5年の実刑判決も受けてるけど(控訴中)……、ホント、バカなことをしたもんだなぁ……

新井浩文ぐらいの人気俳優だったら、「出張マッサージ」なんぞに入れ込まなくても、なんぼでもシモの処理は対処出来ただろうに……。それとも、「出張マッサージ」のような形態そのものが性的興奮をよりかき立てたんだろうか?まあ、風俗に行かない・行ったことのないアタクシには、まったくわからない世界だけどさ

まあ、それでも、さっさと罪を償って、大いに反省して、俳優復帰をしてもらいたい、と思っているのだな、アタクシは。彼が韓国籍であろうがなかろうが、そんなこたぁ、どうでもいい。少なくとも、日本国籍でなかったのなら、おそらくはこれまでも、ずいぶんと居心地の悪い体験もしてきたことだろうし。そういったナンやカンやを踏まえた上での「俳優業」だったわけだし

なんにしろ、何が事件がある度に、「○○国人だから」とか意味不明の紐付けをしてモノゴトに角度や色を付けようとするのは、ホント、単なる下衆でチンケな人種差別主義者のすることだぜ!

最後に話が大きく脱線しましたが、まあ、この映画に関してはそんな感じです、はい。それではみなさん、また、次回お会いしましょう、サイナラ、サイナラ、サイナラ……

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