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それって「ワクチン接種」云々の問題だけですか?/勝手に「人生相談」……【徒然なるマンマミ~ア】

【相談者・70代・無職男性】
 妻と長女、長女の子どもの4人で暮らしています。新型コロナウイルスのワクチン接種をしない長女に接種を促したところ、「接種したくないのに押し付けないでほしい」と言われ、その後、孫に会わせてもらえなくなりました。同居している親であれば、子どもに対して接種を勧めるのが当たり前だと思うのですが、長女は「余計なお世話だ」と言うばかりで聞く耳をもってくれません。そればかりか孫からも遠ざけるなんて。孫の顔を見ることが出来るのは、朝、保育園に出かけるときの玄関前での数秒間のみです。たった一言、「いってらっしゃい」と言うだけで終わりです。このまま我慢するしかないのかと思うと、とてもさみしいです。妻と長女の仲は良く、普通に会話しています。妻は孫とも遊んでいます。長女のワクチンのことも、孫のことも、このままあきらめるしかないのでしょうか。何か良いアドバイスがいただけたら。
【回答例】
申し訳ありませんが、この問題に関しては「覚悟はいいか~~~。歯を食いしばれ~~~」と昔の体罰教師の言や良し……の話になりますねぇ

思うに「孫と会わせない」云々の娘さんによる強制執行は、別段、「ワクチンを接種するか、しないか」の問題とは、「まったく関係ない!」と断言しても良いような気がします。というのも、娘さんへの「ワクチン接種」問題は、いわゆる「トリガー」にはなったかもしれませんが、コトの本質は、残念ながら「ワクチンを打つ、打たない」の問題ではない、ということですよ

娘さんは思うに、「ず~~~~~~~~っと我慢してきた」んだと思いますよ。相談主さんが娘さんに対し、いろいろ言ってきたこと、やってきたことついて、ずっと不満に思ってたんです、たぶん

それが積もりに積もって、たまたま爆発したのが、この「ワクチン接種問題」が話題にあがった時だった、と思いますね

コレは想像ですが、相談主さんは、これまでも娘さんに自分の意見を「押し付けて」きたのでしょう。常々、娘さんの一挙手一投足を「否定し」、「そうじゃない、こうしろ」と押し付けてきたのでしょう

もちろん、相談主さんにしてみれば、「すべては娘のためを思って」だったのでしょうね。例えば「泣いて馬謖を斬る」ような?でも、たぶん、そこには娘さんの思いはなにもかかわっていない……つまり、何かをするにしても、「双方向じゃなかった」と思いますよ

要するに、すべてにおいて「オレの話を聞け」であり「正しいのはオレ、お前は間違ってるのだから、正しいオレの言うことを聞け」……だったと思いますよ。そして、「だからお前はダメなんだ」的な、彼女のやることなすことをすべて「否定」。その根拠は、父親なんだから、オレの方が優れている、オレの方が偉い、オレの方が正しい……

対等で平等な双方向な会話なんて、したことないんじゃないですかね?

そもそも論で恐縮ですが、娘さんがなぜワクチン接種をしたくないのか、ちゃんと理由を、最後まで、黙って聞いたことありますか?

おそらく、今までもこれからも、話を終いまで聞くことなく、途中で茶々を入れて、「お前は間違っている」とかって決めつけてきたのだと思いますよ。「だからお前はダメなんだ……」みたいに。そしてその際も、結局は「娘なんだから親の言うことを聞け」と言わんばかりの態度を露骨に示していたのだと思いますね

孫問題に関しても、何かしら「押し付け」や「決めつけ」をして、それを強いてきたのではないですか?あるいは、自分のポジションを守ろうと、誰かのことを「悪く」言うとか。この場合の「悪く」とは、「好意的な評価をしないこと」全般です

貶めなくとも、誉めなければ、あるいはプラスの好意的評価をしていなければ、それは同じです。嫌みを言ったり、皮肉を言ったりすることも同じですよ
どうです?そう振り返ってみたら、こういう視点で考えてみたら、一体、どれだけ「やらかしてきた」のか?

少し、胸に手を当てて、じっくりと考えてみましょうよ

ね?やらかしてたでしょ?

……しかしまあ、絶望的にならなくても大丈夫です。「男」という生き物は、大なり小なりそんな感じなので。免罪符になるわけではありませんが、はっきりいって、あなただけではありません、この手の「やらかし迷宮」に足を踏み入れてしまうのは、ほとんどの「男衆」が日常的に繰り返しているレベルの問題です。なので、大丈夫です。解決法というよりは「解消法」に近いでしょうが、手段はないわけではありません

と言うのは、人は「変われる生き物」なんです。幸いなことに

昨日までのアナタと明日のアナタを、違うものに変えることはできるのです

もちろん、明日、突然に「全取っ換え」は出来ませんが、その気があるのなら、少しずつ「変えて」いくことは可能です。出来るところから「変えて」行けばいいんです。全取っ換えじゃないんなら、出来そうでしょ?やっていきましょうよw

まずは、相談主さんは、妻、奥さんと話をしましょう。ある意味、「将を射んと欲する者はまず馬を射よ」でもあります。そして、奥さんに、なぜ、娘さんが今回の強硬策に至ったかを聞いてみましょう

でも、その時も、奥さんに「ヲイ、お前、知ってるなら教えろ!」みたいな態度ではいけませんよ。自分の知らない世界のことを教えてもらうのですから、あくまでも謙虚に、謙虚に。対等な立場……むしろ、自分の方が「至らず、教えを請う立場である」というのを忘れてはいけませんぜ

そして、その際に、「まず相手の話をちゃんと聞く」という基本動作をしっかり確認しましょう

そして、「長年連れ添っているのだから、これぐらいわかるだろう」とか「言わなくてもわかるだろう」ではなく、自分の言いたいこと、聞きたいことを、「きちんと言語化」しましょう。自分にだけわかるような言い方や言い回しではなくて、ちゃんと、相手にわかるように話して、相手の話も、同様に、真摯に最後までちゃんと聞きましょう

当然ですが、「祖父なんだから孫が可愛いのは当たり前。その可愛い孫に会わせないのは非道」では、残念ながら通じません。なぜならば、それは「あなたの理屈」だからです。「あなたの理屈」は、そういうわけで、娘さんにも、おそらく奥さんにも、もしかすると孫にも、通じないでしょう(通じていれば、今回のような問題は、そもそも発生しなかったでしょうからね……)

と、いうわけでなので、まずは奥さんと、じっくり向き合って、きちんと話をしては如何ですか?それが出来れば……相談主さんが、「決めつけ」や「押し付け」といった、ありがちな「男の呪縛」からきちんと解脱できる、ということを、奥さんが理解すれば、おそらく「仲良く、普通に会話している」という母娘なのですから、少しは歩み寄りを見せてくれるかもしれませんよ

まずは、黙って「傾聴」してみてください。それが第一歩です


(※今回も元々の相談は読売新聞からの拝借です)


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