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映画「きっと、うまくいく」/ 3 Idiots

 

きっと、うまくいく ☆☆☆☆☆/☆☆☆☆☆

2009年のインド映画です。2010年のインドアカデミー賞では作品賞を含め、史上最多の16部門で受賞したとか。日本での公開は2013年だそうです

とにかく面白い!最高に泣き笑い、そして考え込む……素晴らしい作品でした。見終わった後に、ナンとも言えない爽快感があり、どことなく名作「Back to the Future」を思い起こさせるものがありましたね。話的には全く関係ないんですけどね

まあこの、なんとなくしょーもないタイトル名や、このダサダサな↑予告からは、決して観ることがなかったであろう映画です(笑)しかも、話の途中でいきなり歌いながらの群舞が始まってしまうインド映画(爆)である、というハードルの高さもあり、普通ならまず、喰わず嫌いに終わってしまいそうでした……

しかも、実は、上映時間が「インターミッション付き」の2時間51分とやたら長いじゃないか……

ホント、普通だったら、まず、観ない作品でしたね

が……観てよかった!感動した!素晴らしい!これは誰かに勧めたい作品だ!……これもまた「縁」というものなのでしょう……

まず、とにかく、話が良く出来ていて、ぐいぐい引き込まれます。なので、全体で171分という長さもまったく感じさせず、しかも登場人物たちは等身大というか実にリアル感があり、何より魅力的。実際には主人公の大学生・ランチョーを演じた俳優・アミール・カーンが当時の実年齢が44歳だった……などのことはありますが、そんなもん、言われなければ全くわからない(笑)ある意味すげえ、この役作り(爆)まん丸くてデッカイ目玉に、ちょいとノーブルな顔立ち。それが、幾何学的な動きも見せたりして、アタクシの中では、リアル・ウッディ=Toy Storyの主人公=って感じでしたね

話は作品に戻しますが……

その上で、教育の格差や競争社会の持つ歪み、あるいは「教育とはそもそも何か?」とか、階層社会と人の暮らし、貧困と教育の関係、「学業の成果とは成績か?」「良い成績とは良い就職をすることなのか?」……などと、おそらくインドに限らず、どこの国でも、同じように抱えている人間社会の問題が、きちんと違和感なくストーリーに織り込まれています。

もちろん、そこはそれ、群舞必須のインド映画らしく、時としてマンガチックな場面展開にはなりますが、それでも、現実の社会と乖離することなく向き合っていて、だのに堅苦しくもなく、説教臭くもない。そしてそこに、さまざまな笑わせる小話あり、泣かせる話あり、伏線も含め、そんなものがあちらこちらにちりばめられ、もちろん「お約束」のダンスシーンから群舞、それどころか、大丈夫か?とハラハラする仕掛けありぃの、ラブロマンスだってありぃの……、とにかく「目が離せない、飽きさせない171分!」、これぞ映画の醍醐味である、といった感じの作品でしたね。ホント、ストーリーがよく出来ている

スティーブン・スピルバーグが「3回観た!」というのも納得です

詳細は観てもらった方が早いので、観てください(笑)アタクシごときが、まったく詳しくないインド映画について、もっともらしい話を並べるのもナンですんで。百聞は一見にしかず……って、「映画評」が、それを言っちゃあお終いだぜ、とは思うのですが、まあ、そんなんよりも、ですわ(笑)いまなら、アマゾンプライムで見ることが出来ますよ~~

原題は「3Idiots」なので、文字どおり「3バカ」ですが、邦題の「きっと、うまくいく」は話中で出てくる言葉「All is well」……元々の英語がインドで訛って「Aal Izz Well」になった……から来ているようですね。本編でも、「大丈夫、なんとかなる」みたいなニュアンスで何回も使われます。そんなせいもあり、見終わった後に、何とはナシに呟きたくなる言葉でもあります

今年の正月は、ただでさえ新型コロナウイルスの影響で「巣ごもり正月」であるところに加え、大寒波までがやってきてる模様。長い映画ではありますが、こんなときこそ、この作品を観て、大いに笑い、大いに人生を考えるのも、いい正月の過ごし方だと思いますよ

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