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滝とマイナスイオン

みなさーーーん、暑いですか~~~~?

山形県庄内地方、酒田はそないに暑くないですよーー
はっきり言って雨ばっかです

もう秋の長雨か??

それはさておき、このブログに来たみなさんが少しでも涼めるよう
涼しげな動画をUPすることにしました
まあ、人気の観光スポットでもある場所ばっかですがね

This blog has written in Japanese almost all topics. 
I think this blog is also fun for non-Japanese speaker, especially if you like Japanese Manga.
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Thank you for your coming. 

Spoiler Alert!

ここんとこの雨続きのせいで、滝の流れは妙に豪快です(笑)

↓こちらは鳥海山南麓、標高500㍍付近にある二ノ滝です

豪快に流れてますますね~~
水量が多いせいでしょうか、水煙も半端ない
風に乗ってしぶきがめちゃくちゃ飛んできます
まさに「自然のマイナスイオン」浴びまくりです
どうせなので深呼吸でもして、肺の隅々まで活性化させ
手足にすり込んで
2~3カ月分、まとめて浴びちゃいましょう

同様に
この「二ノ滝」の手前にある「一ノ滝」もこんな感じです
どうですか?
少しは涼しい気持ちになれますかね?
気分だけでもクールダウン出来ますか?

こちら↓は秋田県にかほ市にある元滝伏流水です
結構、おすすめですよ~
↑の一ノ滝、二ノ滝に比べるとアクセスのしやすさも魅力ですね

滝といえば、よく聞くのが「マイナスイオン」効果ですが……
細胞活性化にいいとか、ドライヤーを使うと髪がさらさらになるとか
いろいろ言われてますね、この「マイナスイオン」

そもそも「マイナスイオン」って何?

「マイナスイオン」というのは、どうやら「日本語」のようでして
科学的に「コレ」という定義はない
まあ、簡単に言うと「科学的ではないもの」のようですね

マイナスイオンがあるのだから、当然のようにプラスイオンもある
しかしながら、いずれも、科学的に「アレ」や「コレ」をさすものではない!

ので

まあ、要するに言葉の持つ「イメージ・雰囲気」のことのようです
(↑鳥海山南麓、山形県遊佐町の胴腹滝)
ちなみに、イオンってのは、科学的にはこないに定義されるようです

原子や分子が過剰な電子を持つ状態=陽イオン
原子や分子が電子を失って電荷を帯びた状態=陰イオン

プラズマは大気がイオン化したものだそうです

日本では2000年ごろにこの科学的にはナンの実体もない
「マイナスイオン」なるものがブームになって
それこそ、ドライヤーなどの家電製品がやたらと
「マイナスイオンを発生させる」などと標榜した時期がありました
家電製品に留まらず、化粧品やらアクセサリー商品やら
ありとあらゆるもので、この「マイナスイオン」効果がうたわれましたね

髪がさらさらから疲労回復、病気の治癒、血圧の降下……とか何とか

様々な効能が記事化され喧伝されましたが
そういうわけで、元々の実体がない、正体のはっきりしないものですので
効果は「気分」の範囲内です

「ほめた水は腐らず、罵声を浴びせ続けた水は腐った」
な~~んてのと同じ、科学的根拠ゼロのお話なんです

とはいえ、過剰なまでのブームになったので
エンタメではなく、まともな科学者たちがちゃんと研究し
「効果はわからない」=つまり、「効果ナシ!」と散々報告し
当然のように新聞記事にもなったし
テレビのニュースでも、情報番組でも取り上げました
その結果、大手メーカーなどでは新商品に
「マイナスイオン」効果を付帯することはなくなりましたが……
いまだに、Amazonでも48件の商品がヒットしてますように
世の中には「マイナスイオン」を標榜するモノがまだまだあふれています

事ほど左様に、なんでもそうですが、
一度世の中に広まると、それを「否定する」ってのは大変ってことですね

まあ、上記の科学者たちの見地にしても
「効果はわからない」としているわけですが
この手の「科学的問題」を「日本語の問題」に置き換えて解釈しちゃう人がいる
つまり
「効果はわからない」=科学的には「効果ナシ」の意なんですが……

「効果はわからない」=日本語的には「あるともないとも言えない」

「あることを否定はしていない」→「あってもおかしくない」→「ある」
と論理がワープしてしまうのですな

人は「よりわかりやすいもの」をわかり
「自分が信じたいもの」を信じます

そして、例え間違いや誤解であっても
最初にアタマにインプットされたエピソードや情報は
そのテーマにおける思考の「原点」やら「基準」となって
それをベースに「真偽」やら「善悪」やら「軽重」やらを判断していきます
(↑元滝伏流水)

無意識のうちに、自分で、自分の中に作り上げたストーリー
そのストーリーとの整合性が取れていれば
端から見れば明らかな間違いであったとしても、本人的には大正解

「思ってた通りだ!」……なんてなるわけですな

「マイナスイオンのドライヤーを使えば髪がさらさらになる」
そんな非科学的な話も、本人がそう納得しちゃえば
「いやいや、マイナスイオンなんてないから。ドライヤー、効果ないから!」
と周囲が言ったところで、本人にとっては自分の「成功体験」を否定する
野暮って話なわけですよ

しかしながら、現実社会では、「野暮だな」で済めばまだマシな方で
終いには「オレを陥れようとしている」だの「騙そうとしている」だの
やたら別の宇宙へ思索を広めてしまう人もいる

こうなるともう手がつけられなくなるのは目に見えているので、みんな
「ま、本人がそれで幸せならいいんじゃねーの?」
と、関わり合いを避ける……これもまた、人の生き方であります

しかしながら、ある意味、この手の他者への「達観」こそが
似非科学やら怪しい宗教やらを「思想の自由」の名の下に
結果、野放しにしてしまう「土壌」となっているのでしょうね




と、まあ、話がだいぶ暑苦しくなってしまい
今回の話題の本質からかなりずれてしまったので……

最上川でも下って、すべてを綺麗に流してしまうとしましょうか(笑)
まあ、つまらん議論なんぞは、いくらでも水に流しちまって結構ですが

固形物を河川に流しちゃダメよ。特にプラスチック類!
川は海への入り口なんだし
海が汚れてしまえば、「マイナスイオン」どころでなく
人類は生きるすべを失うのだよ


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