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映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 ☆☆☆☆/☆☆☆☆☆
2019年公開の映画です。難病の筋ジストロフィーに冒され、首から上と手しか動かせない主人公を大泉洋が演じています。大泉洋はどんな役でも出来るような器用な役者ではありませんが、こういったクセのある人物をやらせるといい味が出せますね。そして準主役級で、いまとなっては故人となってしまった三浦春馬が、自らの人生や進路に悩む医学生を演じています。ヒロインは高畑充希です。実話だそうです。
2019年公開の映画です。難病の筋ジストロフィーに冒され、首から上と手しか動かせない主人公を大泉洋が演じています。大泉洋はどんな役でも出来るような器用な役者ではありませんが、こういったクセのある人物をやらせるといい味が出せますね。そして準主役級で、いまとなっては故人となってしまった三浦春馬が、自らの人生や進路に悩む医学生を演じています。ヒロインは高畑充希です。実話だそうです。
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Spoiler Alert!
札幌に住む鹿野靖明(大泉洋)は子どもの頃に筋ジスを発症し、「20歳まで生きられない」とされながらも、病院を飛び出して、ボランティアの手を借りながらも、一応、「自立して」36歳まで生きてきました。北大の医学生で鹿野のボランティアをしている田中(三浦春馬)は、「わがまま」で口だけは達者な鹿野に振り回される日々を送っています。付き合って日も浅い彼女の美咲(高畑充希)も鹿野の世話に巻き込まれ……
障害者との距離感というのはナンとも難しいモンですね。特にこの映画の主人公は、誰かの介助なしでは、まったく生きていくことが出来ない存在なので、ボランティアに対する「要求」もさまざまですし、時として無体でもあります。タイトルのように、真夜中に「バナナが食べたい」、となったりするわけです。ボランティアというのは、その要求に対し、どこまで応じればいいのでしょうか? この映画は非常に考えさせられます
つまり、介助なしては生きられない人の介助ボランティアになった場合は、相手の要求にどこまで応じなければならないのか、その線引きですね。映画で主人公が入院し、遂には気管を切開し、人工呼吸器をつけることになりますが、痰がからむので、それを定期的に取らなければならなくなります。しかしながら、人工呼吸器から痰を取り除く作業は医療行為で、作業そのものは医師なり看護師なりに任せなければならない(←この映画で描かれた時代の話=1990年代後半ですかね、はそうだったようです)。ナースコールを押せない患者のために介助者が部屋に泊まり込み、看護師を呼んだり、さまざまな求めに応じようと、まさに奮闘し、介助ボランティアがひたすら疲弊していく……
自分の身を削って、自らの生活を犠牲にして、障害者のための介助ボランティアを続けていく……。何やら矛盾を感じずにはいられません。他者への愛というものは……ボランティア活動というのは何にしろ、まさに「他者への愛」の具現化以外にはないような気がするのですが……どこまで示せばいいものなのでしょうね?
本編でも、主人公は、家族を障害者の介助・介護という軛(くびき)から解放するためといって、その世話を「家族以外」に求めます。それそこが「(障害者にとっての)自立」の第一歩だという。それはまさに、社会的弱者は社会がそのケアをしようという、いわば「社会的介護」です。しかしながら、実際の日本においては、いまだに、介助・介護=一義的に家族の役目、のように思われがちで、その結果、老老介護の果ての殺人やら、障害者を抱えた親による子殺しなどが、いまでも当たり前のように発生しています
ハンディキャップのある社会的弱者は、社会全体で面倒を見る……日本においても介護保険制度の導入時には、そのような脱「家族頼み」・社会全体でのカバーという発想の転換が声高に叫ばれたはずだったのですが、現実としては、まだまだそうはなってないようですね。障害者施設に勤めるヤツが「生きているだけ無駄」として障害者を殺害したり、長期入院者を医療従事者が勝手に安楽死させたりと、事件は相変わらず周期的に発生しています。根底には、障害者などの社会的弱者=欠損者であり、不幸で哀れな存在、といった一方的な決めつけがあるからなんでしょう。その人が「幸せ」であるかどうかは、本来、周囲ではなく、当の本人が決めることなハズなんですけどね
もし自分が「筋ジストロフィー」のような状態になったら?あるいは、ドラマなどにもよく登場する「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」=そういえば、「コード・ブルー」にも出てきましたね。第2シーズンはこの話が結構メインだったっけ=になったとしたら?そこまでの難病でなくても、すでにアタクシはいい年ではありますから、あだってよいよいになる(脳卒中で半身不随になる)可能性なんぞは十分にあるわけで、そうすれば、こないにブログなんぞをぱたぱた~~~っと書くことも出来なくなる可能性があるわけです。その時、オレはどうする?どうなる?
つまるところは、自分は人間として、その状況下で、どう生きていきたいか。そしてその先に、どう死を迎えたいか……。QOL(Quality Of Life)の話ですね
人間、勝手なモノで、何事もなく、さしあたって何不自由なく生きているときは、自分が動けなくなったらどうする、などという仮定の話を誰も真剣には考えません。そのくせ、いざその時になってしまえば、真剣どころか考える余裕そのものがなくなる
Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.
- Mahatma Gandhi
- Mahatma Gandhi
明日どころか、実際は、次の瞬間すらわからないのが人生ってヤツです。でしょ?そういうわけなので、なんやかんや考えてみると、明日のことを心配していられるうちは、まだ幸せかもしれないってことですね~。モノは考えようです、確かに
今回は本当は「障害者との距離感」について書こうと思っていたのですよ……というのも実は、大阪に転勤していたときに、身体障害者の部下を持ったことがあり、これがまあ、いろいろあってとんでもなく苦労したので、その話にしようかな、とも思ったのですが、なにぶんヤツとの出来事は不愉快な事案ばかりだったし、障害の程度と障害者全体の話とをしっかりと自分なりに区別しながら話すとしたら、果たして、この映画を語る時に、そんな話を引き合いにするのは適当だべかや?……などとも考えたもので。なのでまあ、それ(「障害者との距離感」」)についてはまたの機会に
話を映画に戻しますと、主人公の持つ何とも言えないやるせなさや無責任さ、身勝手さを、大泉洋が、映画として作られており、それは当然、現実ではない、フィクションではあるのですが、その作り込まれた妙な不幸感が醸し出す、ぎりぎりのウソっぽさを、皮一枚で回避させながら演じきっているところが、この映画のコアな魅力の一つだと思います。そして、高畑充希が、初めて障害者と向き合い、戸惑い、反発し、理解していく普通の女の子を、等身大にリアルに演じ、その実力と存在感を示し、三浦春馬がこれまた成長過程にいろいろをつまずき転びながらも、最後には前を向いてまた歩き出す、そんなどこにでもいそうで、どこにもいなさそうな青年を柔らかく、無理なく演じており、作品内でのアクセントとなっています
それにしても三浦春馬というのは、実に良い俳優でしたね。多感で、狭間に揺れるナイーブな青年の姿を演じるのがうまかったな、と。それが今では思い出話にしかならないというのが、ナンとも悲しいですなぁ。とにかく死ぬな!
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