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アニメ「まおゆう魔王勇者」
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どうやら2013年に放送されたTVアニメなようです。毎度のGYAO!でやっていたので見ちゃったんですが……。5段階評価で4と、当店的にはかなりの高評価になってます
というのは、思いの外、「深い」物語だなぁ、と感心したからですね
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Spoiler Alert!
wikiによると、元々は「2ちゃんに投稿された即興小説がほぼそのまま小説化された」とあります。そういった意味では「電車男」の系譜ってわけですね。こういうカタチから作品が生まれてくる、というのは、いかにも「今の時代ならでは」なのかもしれませんさて、基本的なストーリーは、人間と魔族が戦っている世界……と、まあ、所謂「ファンタジー」です。勇者が魔王を討伐に魔王の城に乗り込むと、魔王は人間の姿をした女性で、勇者とは戦おうとせず、逆に勇者に対し「自分のものになれ」と契約を求めます
魔王は人間界と魔界の経済や社会が、実は、戦争……つまり、破壊と殺戮による多大な消費活動……によって成り立っている、という現状を冷静に分析し、いま、勇者が行おうとしている「魔王を討つこと」は、イコール「それで全てがハッピーになる」というような単純な行動ではなく、結局は首のすげ替えみたいなもので、せいぜい一時的な均衡状態を作り出すだけのことにしかならい……というような話をします
その上で、魔王は、「戦争」と階級社会を前提とした社会体制の変革や、飢えや貧困、そしてそこからくる争いなどをなくし、自分にとって未知の世界である「あの丘の向こう」に行って見たい、と夢を語ります。その夢を実現するため、「勇者よ、わたしに手を貸せ!」となるわけです
そして魔王と勇者は「契約」を結び、「新しい世界」を作り出すべく、農奴の姉妹や魔族のメイド長、王様や商人を巻き込みながら物語を進めていきます……
まあ、アニメにしては、いや、アニメだからこそ、か。いずれ、なかなかに壮大な物語ですね
テレビ放映にあたっては、たまさか、スポンサーが「玩具メーカー」だったりするもんで、子ども受けするような絵で描かれ、ロボットが合体したり、変身や戦闘用にと様々な小物・小道具が登場しますが、そのストーリーは、時として政治的であったり、哲学的であったり、あるいは宗教的であったり……
海外では……、まあ、余り知らなくて言うものナンなのですが、日本国内で知り得る範囲内で語るとするならば、海外のアニメーションといえば、極端なまでに「子ども向けのマンガ」か、逆に「妙に芸術性を追求した作品」のような気がします。しかしながら、こと日本においては、アニメは、「映像表現の1ジャンル」に過ぎないってワケなんですな
ここいらは、日本における「マンガ」と似てますね。つーか、動くマンガがアニメでもあるわけなので、似たような展開になるのも当然ですね。日本のマンガは、本当に、「画像を使った表現の1ジャンル」でしかありません。
実際、日本では、何でもマンガになります
これはかつて、石森章太郎(石ノ森章太郎)が、1988年に「マンガ日本経済入門」というマンガの手法を使った経済入門書を描き上げたことによって、「ありとあらゆるジャンルがマンガで表現出来る」ということを築き上げたのですな。文学はもちろん、経済から科学、哲学……日本では、なんでもマンガ化されます。変な話、「税金の説明」とかにまでマンガは登場します。まあ、確かに、モノによってはビジュアルで見せた方が理解が早いモノもありますからね
しかし、これだけ何でもかんでも「マンガ化」してる国って、世界中見ても外にはないと思いますよ。他の国では、動画を除けば、知識を得る手法として主流なのは、明らかに「文字だけ」でしょうから(←もちろん、挿絵の一つ二つはあると思いますがね……)
さて、話を本作品に戻しますが……
富の独占を防ぐために第二通貨の設定が必要であるとか、「神」の名の下に行われる暴力の許容性とか、信仰と思想の関係性とか……。いきなり、飢餓対策としてのジャガイモの栽培や、連作障害避けるための4輪作など環境に優しい土地利用への考察まで飛び出してきて、まあ、実に奥が深い
さらには、人を動かすには「利益(メリット)」が必要であるとか、人は自らを律することによって社会性を得るとか……哲学的でもあります
そういうわけで、単なる「異世界モノ」ではない、不思議な面白さがありましたよ。ホント、面白かったです
wikiで見ると、話自体はもっともっと続いているようですが、テレビアニメとしては、続編までは制作されなかったようです。もう7年近くも前のオンエアですからね~。今後とも、「続編」の制作は、もうないでしょう
まあこの手の、「ライトノベル」や「ファンタジー小説」を原作としたドラマ作品では、「放送されたのは全体の一部のみで、話が完結しない」というのは、結構「あるある」な事態なので驚きはしないのですが、放送を楽しんだ側としては、とっても「残念な結末」ではありますね
まあ、仕方ないのでしょう。ある意味、これも「人気商売」ですから
そう考えると、一番面白い(とされる)「エピソードⅣ」が一番最初に映画化され、「身売り」までを経験しながらも、かろうじて、40年近くを経て「完結」まで辿り着いた「STAR WARS」シリーズは、ある意味、「幸せな結末」だったのかもしれませんね
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