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映画「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん ☆☆/☆☆☆☆☆

2019年公開の日本映画です。原作はブログ→書籍化→テレビドラマ化→映画化ときた話のようです。主人公は、ゲーム好きの青年アキオ(坂口健太郎)です。仕事一筋だった父親(吉岡鋼太郎)が突然仕事を辞め、一日中、テレビの前でぼ~~っとしている。そんな状況を母親も妹も、もちろん自分も心配している。

「親父はナニを考えているか??」

そんな思いからアキオは、昔、父親と一緒に遊んだゲーム「ファイナルファンタジー」のオンライン版XIVに父親を誘い、自分は正体を隠したまま父親に近づき、一緒に「冒険の旅」にでる。ゲーム内では顔も本名も見ず知らずの「仲間」たちが、協力しあって、ある計画を進めていく……というな話です

いつしか会話のなくなっていた親子が、ゲーム内のキャラを通じ親交を深め、リアルな世界でも信頼関係を回復していく……というような、ありそうでなさそうな、なさそうでありそうな、まあ、いかにも現代ならではな物語です

同じ一つ屋根の下に生活しているのに、日常の会話もなく、必要事項はメールやLINEを通じてのみ……結構、「あるある」でしょう

人と人が会話してお互いを理解し合う……結構、大変なことなんですよ、実は。知識が乏しく、ツールもなかった時代には、直接会って話をする以外に他人を理解することは難しかったでしょう。しかしながら、自分の気持ちや考えを発信する手段が、「口頭でじゃべる」しかなかったので、人々は、機会を作って、相手と会い、器用は器用なりに、不器用は不器用なりに、言葉のキャッチボールをして、なんとか相手を理解しようとしていたわけです

現代に比べれば、心理学的な知識も乏しいだろうしね

そんな意味では、現代は、有り余るツールを持て余して、直接会って話をすれば済むのにツールに頼りすぎて、かえってこじらせてしまう人も多いような……

ま、それはともかくとして……。あっしはゲームをやらない人なので、この作品に出てくるプレーヤーたちの葛藤や交流はいま一つピンと来ないのですが、SNS上のようなバーチャルが付き合いがリアルな付き合いへと進むことはよくあることでして、これもまた時代なのかなぁ、などと思ったりもします

それにしても最近……っても、この作品はもう数年前の話になりますが、ゲームのCGってスゴイですなぁ。この作品、最初は途中から見たので、「なんじゃこりゃ?フルCGのファンタジーものかいね?」と思ったぐらいです。いまはもっと進化してんだろうな~~。動きももっとリアルで、滑らかで……

話としてはゲーム内の場面を除けば、ほとんど、モニター画面に向かってるアキオとお父さんの映像が切り替わりながら永遠と続く、何やら、新種の「東京物語」、あるいは「ちゃぶ台ドラマ」のようでもあります。なので、見続けるのには結構、忍耐が必要な気がします。時間とココロに余裕のある方向けの作品でしょう……(笑)

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