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徒然なるマンマミ~ア……「遅刻の言い訳」と「仕事の成果」

▼ネットをみていたら、タレントの遅刻問題が話題になっていた。YouTuberでタレントの「フワちゃん」が、7年ぶりに活動を再開した韓国のガールズグループ・KARAと韓国ロケに。しかし、パスポートを忘れてしまい、ロケに大遅刻したのだそうだ。「フワちゃん」は以前から「遅刻」が多いらしく、過去には、同じタレントの有吉弘行から番組のなかで「時間だけは守れ」と、マジ説教をされたこともあるそうな
▼この遅刻問題を扱った記事では、タレントの「ひろゆき」が示した「独自の遅刻論」というのが紹介されていた。「ひろゆき」は、「会社での処世術」というテーマのテレビ番組で、女性アナウンサーが「入社したときに気をつけていたのは、仕事でミスはしていいけど、社会人のミスは絶対しないようにしようって。遅刻とか提出物が遅れるとか忘れものとか……」と話したら、「僕はいまだに遅刻をよくする」とコメントしたそうな
▼そして、同じ番組に出ていた他のタレントから、「『いい加減にしてくださいよ、時間守ってください!』となったとき、どうやって切り抜けているんですか?」と聞かれたひろゆきは、「成果さえ出せればいい」と断言したそうな。「たとえば、成果をまったく出してない人が時間どおり来ても『売り上げが立ってないから、いらないよね』って話になっちゃう。能力のない人ほど、遅刻しない自分がすごいって言いたがる」と語ったのだそうだ
▼「ひろゆき」のこの意見は、典型的な「論理のすり替え」だと言ってもいいだろう。まさに「論破王」などと称される彼の最も得意とする「話法」でもある。遅刻の是非を問うているのに、話を「仕事の成果」に持って行き、そもそもが別物の話を、さも同一線上にある同質なものであるかのように錯覚させ煙に巻く。「論点をずらす」と言ってもいい。このスタイルを基本にするなら、なるほどどんな相手のどんな話でも「論破」出来るだろう
▼一方、この記事では、先ほどの有吉に触れ、「有吉さんは、絶対に遅刻しないことで知られています。1時間前には現場入りすることもザラだとか」という関係者の談話が紹介されている。有吉が絶対遅刻しないために、「香川県内でのロケを終えた後、ラジオの生放送に合わせるため、プライベートジェットを用意するという周到ぶり」と紹介している。1時間前の現場入りをザラにするためにはプライベートジェットも必要、ということか
▼まあ、このプライベートジェットの話は、そんなプライベートジェットを用意しなければならないほどタイトな、物理的に無理なスケジュールを組んでいるマネジャー(事務所)にそもそも問題があるような気がするが……。それはさておき、通常ならば、遅刻すれば、本人以外にも大いに迷惑はかかる。それが仕事、というものだ。相手の時間を「遅刻」ということで無為に奪ってしまう。その是非を問うなら、是ではなかろう
▼もし電車や飛行機だったら、発車時間・出発時間に間に合わなければ、「乗り遅れる」ということになる。乗り遅れる事自体は自業自得だが、そういうわけで、自分が約束の時間にちゃんと「その場所」に居ない、ということは、相手の時間を無駄に奪うことにつながるというわけだ。百歩譲って、仮に「仕事で成果を出せばいい」としても、もし、その無駄になった時間が有効に使えていたら、成果はもっと上がっていたかもしれない
▼そもそもが、遅刻の言い訳として「成果を出せばいい」という別次元の話への話題転換であるなら、「遅刻がなかったら、出せたであろう成果」も同列にして評価しなければならないのでは?。件の記事では「椅子取りゲーム”の激しい芸能界では、そのスタンス(遅刻しても成果を出していればいいという屁理屈)はなかなか通用しないはず。最後に残るのは、“遅刻せず、結果も出す”人であることは間違いない」と記している。
▼そりゃそうだ。「成果を出していない」が評価されないのは当たり前だし、「成果さえ出していれば遅刻してもいい」には無理がある。「遅刻」を「約束を守れない」と置き換えれば、議論するまでもなくわかるだろう。例え「時間」であっても、「約束を守れない」人間に「信用」が付いてくるだろうか?「信用のない人」が出した成果と、「信用のある人」が出した成果が同じなら、「信用のある人」を選ぶのは当然だ
▼昔から「時は金なり」とも言う。相手の時間を無為無策無駄に奪っている「遅刻」は、開き直って、最もらしい屁理屈で言い負かせるようなことではない、と考える。プライベートジェットを用意しろ、とまでは言わないが、間に合うか、間に合わないかをきちんと見極めてスケジューリングするのも大事な仕事(ある意味、人生の時間の使い方)の一部では?と、この話を聞いてから考えてみた次第だ。遅刻しない。それは「美徳」以前の問題だ
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徒然なるまんまみ~あでその日暮らし
ふぐりに向いて
ココロにうつりゆくロクでもないことを
底浅く書き綴れば
あやしうヤツこそ
もの欲しグルメ


いにしへ人に曰く
事実は東スポよりも奇なり
人生は糾えるチョコレートボックスの如し、と……

今回の文中写真は毎度の中目黒にあるスタバ(STARBUCKS RESERVE® ROASTERY TOKYO)でやんす。まさにフォトジェニック!いちいち、店内のすべからくが「映え」ますが、お値段の方も、結構いたしますね、はい



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