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映画「フィールド・オブ・ドリームス」/FIELD OF DREAMS
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フィールド・オブ・ドリームス ☆☆☆☆/☆☆☆☆☆ 1989年のアメリカ映画です。主演はケビン・コスナーで、このころが一番脂ののってた時期でしょうか? アイオワに住む貧乏トウモロコシ農家のレイ・キャンセラ(ケビン・コスナー)は、畑の中で突然、「If you buiid it, he will come.(それを造れば、彼は来る)」という声を聞きます。周囲の人々があざ笑うのをよそに、何かに取り憑かれたように生活の糧であるトウモロコシ畑を切り開き、小さな野球場を造り上げる。 その後しばらく何も起きなかったが、ある日の晩、娘が夕闇に動く人影を球場に見つける。そこにいたのは1919年の ブラックソックス事件 で球界を永久追放され、失意のうちに生涯を終えた "シューレス"・ジョー・ジャクソン だった…… まさに、Dreamです。どう考えても有り得ませんが、レイの家族(妻アニー・娘カリン)は、ジョーの存在を、それこそ当たり前のように受け入れます。あるんですね、アメリカにも「霊」のような話が…… ほいでもって、この「ジョー」。ココロの曇った人には「見えない」ってな話です。アニーの兄……名前なんだっけ?には見えませんから、義弟家族全員がイカれちまった、と思います。そりゃ、トウモロコシ農家が、その畑をぶっつぶして野球場を作っちまったわけですから。トウモロコシ畑も家も借金の抵当で取られそうになります…… この作品に貫かれているのは「野球」(もちろん、アメリカの話なんでBaseballですが)への、深い愛情でしょう。Baseballというゲームが、どれだけアメリカ人のココロにとって大切なもので、その1試合1試合、選手の一挙手一投足に一喜一憂し、まった無関係にもかかわらず、自分の人生を重ね合わせ、内に外にドラマを作り出して行く……。まあ、アメリカに限った話ではないんですが 確かに、野球はドラマになりやすいですね そもそもゲームとして攻守(攻撃と守備)がはっきり別れているので、「主役」が立てやすい。大体は守備の要でもあるピッチャー、攻撃の柱であるバッターが軸になるでしょう。こと、ゲームに絡む話では、あまりライトとかレフトの選手が主人公になることはないですね。なにしろ、試合によっては、フライの一つも飛んでこないかもしれないわけですし、後方からじっと、フィールド内のドラマを見...